epilogue(わたしと手紙にまつわること) = letters =

2025.09.28 ALL, 旅のこと, 日々のこと

昨日27日で終了した企画展、『 letters 』より。

 

わたしと手紙にまつわること。

prologue 、monologue の つづき。

 

 

企画展が一段落したら行こうと思っていた場所があった。

少し前に突然カメラが壊れてしまって、それからずっとどのカメラがいいのかうんうん悩んで中古のカメラを手にしたのもあり、カメラと仲良くなるためにも持参してちょっと小旅に出たかった。

 

 

あたらしい相棒。
カメラと美味しいパンと美味しいお茶を持って公園まで。

 

目的地は別所沼の畔に立つ、ヒアシンスハウス
詩人であり建築家でもあった立原道造の別荘という未完の夢が形になった場所。

 

直線が際立つ建築物は 5坪足らずの秘密基地のような場所。
スタッフさんから建物の解説や歴史や立原道造の人となりをお聞きして、ますます興味がつのる。
(帰りの電車で本をさっそく購入)

 

緑灰色の窓枠、うす黄色のカーテン、窓辺のヒアシンス、十字の明かり取り、深い木目の色。
なんだかアイスランドで見た教会ような雰囲気をも思わせる。

(スタッフさんいわく北欧建築の影響も受けているとのこと、なるほど納得)

 

 

スケッチもとても興味深い。
そして本当によく再現されているなとしみじみ見入ってしまう。

 

そして、なんとお手紙をよく書かれる方だったそうで、今日ここに来たのはこれを見る(知る)ためだったのかと はっとする。

青鉛筆を愛用していたとのこと、文字までも味わい深い。
そして、婚約者に旅先から宛てたという手紙は、レストランのペーパーナプキンとのこと、うーん洒落ている。。

 

この方が長く生きて、たくさんの建築物にたずさわったり詩や絵を残されていとしたら どんな景色が見れたのだろう。
短くぎゅっと濃い人生の一片をのぞかせていただいて、隅々から息遣いが聴こえてきて、生きた証みたいなものがそこに確かにあった。

建築物が気になったことが足を運ぶきっかけになったのだけれど、詩や手紙のことまで知れたことがうれしい。

わたしの手紙にまつわる企画展の締めくくり。

 

 

まだ暑さはじんわり残るけれど、それでも光や空気は秋の気配を感じさせて沼の畔をぐるっと一周する時間もとても気持ちよかった。
折を見て足を運びたい、そう思える場所がまたひとつ。