旅の記録〈 SAROBETSU & REBUN & RISHIRI 〉 -1

2024.07.05 ALL, 旅のこと, 日々のこと

(雑記)

足を運んだ場所、
気に留めたこと、
幸せな気持ちとか
お買いもののこと
などなど。

 

 

「高山植物が好き」
そんなことを話していたら、”花の浮島”と呼ばれる場所があることを教えてもらった。

日本にそんな場所があるだなんて。

 

北へ、北へ。
花を求めて北を目指す旅を決めた。

 

旭川空港に降り立って、遅れた飛行機の時間を取り戻すかのように駆け足で向かったのはSSAW BIEI。

 

初恋ナポリタンにエジプト塩のキャロットケーキ、ハスカップラベンダーミルクがとーっても美味しかった。

 

さらに北へと車を走らせる。
青い星通信社 泊。

窓から切り取られた外の景色は、心地よく緑が茂る。
外にはポプラの綿毛がたくさん舞っていた。

ご夫婦にユルリ島上陸のお話をたくさん聞けたこともうれしかった。
(ありがとうございました!)

 

今回の旅のお供は 牧野富太郎さんの「なぜ花は匂うか」。
植物に会いに行くからこの本と決めていた。
花や草、木々に対する想いの熱さ。
誰かが夢中になっている姿はとても興味深い。

牧野さんの「雑草という名の草は無い」という言葉が心に残って、ずっと自分のなかで響き続けている。
山野に出かけるようになって、出会う見知らぬ花ひとつひとつに あなたの名前は何?と尋ねながら歩いている時間が今はとてもたのしい。
帰宅してから調べものをして 知る時間がとても満たされる。

 

翌日は雨。
さらにさらに北へ、目指したのはサロベツ原野。

 

エゾカンゾウのオレンジがどこまでも続く。

 

エゾカンゾウ

 

ツルコケモモ

 

海沿いを走って、稚内のノシャップ岬へ。

悪天候のなかでのフェリーはすごく揺れたけれど、なんとか目的地の礼文島へと辿り着く。

 

翌朝は快晴。
海の向こうに利尻富士を眺める。(翌日はこの山に登るんだと自分に気合いを入れて)

 

早起きをして5時間のハイキング。
花の浮島をめぐり歩く。

エゾノヨツバムグラ

 

オオダイコンソウ

 

ガマズミ

 

ヤマザクラ
(前日の雨でどこかから舞い落ちてきていた、見上げてみたけれど花のついた木は見当たらず…)

 

ヤマブキショウマ

 

エゾヘビイチゴ

 

レブンシオガマ

 

歩く途中ところどころで遠くに利尻富士が見える。

 

オオハナウド

 

ヒナギク(デイジー)

 

エゾカワラナデシコ

 

ハマナス

 

 

ミヤマキンポウゲ

 

レブンソウ

 

時折出会う花畑。

 

ミミナグサ

 

レブンウスユキソウ

 

レブンウスユキソウ群生地

目を凝らすとあちこちにちいさなウスユキソウが咲いている。
この子に会いたかったので感動ひとしお。

 

チシマフウロ

 

エゾムカシヨモギ

 

イブキトラノオ

 

サイハイラン

 

元地灯台

 


エゾカンゾウ

 

エゾニュウ

 

ノハラムラサキ

 

ツタバウンラン

 

ヤナギタンポポ
コウリンタンポポ

 

フタナミソウ

 

ハマカンザシ

 

ハマベンケイソウ

 

山から下ってバスを待つ間に少し浜辺に出てみたら、アイスランドでも見ていたハマカンザシやハマベンケイソウに再会。
なんともうれしいこと。

 

 

名残惜しさもありつつ、その日の夕方には海を渡って一路利尻島へ。

 

つづく