旅の記録〈AKITA〉
2025.07.15 旅のこと, 日々のこと
(雑記)
足を運んだ場所、
気に留めたこと、
幸せな気持ちとか
お買いもののこと
などなど。
見てみたい景色があった。
チングルマが咲きあふれるムーミン谷、今まで出会っていないウスユキソウ。
「東北の山はたおやかでいいですよ」
みんな口を揃えてそう言っていたことが印象的で、それが今回初めて東北の山を目指すきっかけになった。
七夕の天気予報は曇りから雨、晴れ間も時折予報に出たり消えたり日毎に変わっていた。
梅雨時期だから直前まで分からないか、そう思いながら日々をやり過ごす。
早朝に降り立った八合目は 薄暗く深い霧が立ち込めていて先がよく見えない。
ちょっとでも怯むと山に入ることがこわくなってしまうような世界。
幸いなことに4人組の方々が先にいたのでほっとしつつも、ペースが違うからすぐに一人になる。
そんなこんなで登山道に入って間もなくすると、花、花、花。
花たちが迎えてくれた。
景色が見えなくても一人でも、わたしはすっかり足元の花々に夢中になって歩みを進める。



「ハクサンチドリ」

「マルバシモツケ」

「タニウツギ」

「モミジカラマツ」


「ハクサンシャクナゲ」




「イワハゼ(アカモノ)」

「ゴゼンタチバナ」

「シラネニンジン」

「オニアザミ」

「ヤマブキショウマ」

「マイヅルソウ」



「ガクウラジロヨウラク」

「キバナノコマノツメ」

「イワオトギリ」

「スダヤクシュ」

「シラタマノキ」

「ヤマハハコ」


「シロバナノヘビイチゴ」


「ベニバナイチゴ」



「ミヤマダイコンソウ」

「エゾツツジ」


「オノエラン」

「コケモモ」

「ミヤマキンポウゲ」

「ツリガネニンジン」
途中で出会った男性に
「もう少し行ったところの池の木道が完全に水没しているから気をつけて。脇の笹藪を漕いで行けないこともないですよ。」
と教えてもらう。
「え?行けないこともない?どういうことだろう?」
せっかくここまで来たのに、わたしはムーミン谷の直前で引き返さなければいけないのか…
その場所まで行ってみると確かに木道は水没していて、脇の笹藪に道らしい道はない。
でも行くしか選択肢はなかったので 池を横目に方向を見失わないように、斜めの地面で必死に笹を掴みながら誰もいない道なき道をゆく。
やっと木道に降り立った時の安心感といったらもう。
足元はひどく汚れていた。
そこからすこし歩みを進めると、かわるがわる違う花が群生している。
あそこを曲がったら、あのピークを越えたら、目先の霧を抜けたら、次はどんな景色が待っているのだろう。そう思わせてくれるだけで深い霧もこわくなんてなかったし、しばらく誰にも会わない山の道もちっとも寂しくなかった。



「ニッコウキスゲ」

「コバイケイソウ」

「ハクサンシャジン」


チングルマはすっかり果穂になっていて、あたり一面を埋め尽くしていた。
ここもあそこも咲いていたら圧巻の景色だっただろうな、そんなことを思いながら歩みを進めていく。



「ウサギギク」

「ヨツバシオガマ」

「ミヤマキンバイ」


「オオバキスミレ」

「シラネアオイ」


「イワカガミ」

「アオノツガザクラ」

「ヒナザクラ」

「ミネズオウ」

「ミツバオウレン」







わぁぁ!
思わず声が出た。
その景色は突然にあらわれる。
ここもあそこも!あちこちにチングルマが群生している…!
まだ咲いていてくれたんだ。
ムーミン谷はここなのだろうか、霧が立ち込めていてここがどこか分からないままチングルマの群生にひとり高揚しながら歩いていく。
(すれ違った方に聞いたら「ここですよ」とのこと!)








「チングルマ」

しっとり雨に濡れて半透明の花びらになっていた。

「ハナニガナ」


「コマクサ」

遠く岩の影に白いコマクサを見つける。
頂上付近は強風でカメラを出すのもやっと。


「タカネスミレ」

「ミヤマハンショウヅル」

「イワブクロ 」

「カラフトイチヤクソウ」

「アカミノイヌツゲ」

下山途中、あぁウスユキソウに会えなかったなと思ったのも束の間、この蕾 ウスユキソウな気がする…と思いながら撮った一枚。
ヤマハハコかもしれないけれど、、標高高めの砂礫地だったのもありウスユキソウだと思うことにする。
結果、ミヤマウスユキソウにもミネウスユキソウにも出会えなかったけれど、それでもたくさんの花に出会えたことにはこの季節に感謝の気持ちでいっぱい。
後半はわりとたくさんの方をすれ違って、道ゆく方々が話しかけてくれたのも今までの山と違うなぁと思った。
「東北の山はたおやか」、それは道のりも人もすべてを物語っているような気がした。
今度は晴れ間を狙っていきたいな。
きっと次はウスユキソウにも会えると信じて。
今回は秋田に住む両親と盛岡で待ち合わせて、田沢湖(駒ヶ岳)方面へと向かった。
山の麓の温泉に一泊して翌早朝に八合目まで車で送ってもらい(マイカー規制があるのでその前に)、両親にはその間温泉でゆっくりしていてもらうという計画。



朝の新幹線に飛び乗って一路盛岡へ。
光原社に向かい、珈琲を一杯。



散策しながら宮沢賢治の世界に触れ、お目当てのくるみクッキーを購入。



以前に一度お土産でいただいたぶり…!
再開できてうれしいな。

朝ごはんのコッペパンを購入して(リーズナブルで美味しすぎた!また盛岡に行くときには必ずや)、冷麺を食べて、田沢湖へ向かう。


鳴き砂の浜で石英砂拾い。

ひとりで夢中になりすぎた。(大満足)
「たのしかったよ」
帰りがけに両親がそう言ってくれたことが何よりで。
あと何回一緒にこんな旅ができるだろう。
また機会を見つけて誘い出したいな、と思った。
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