心象風景に重なる

2024.09.18 日々のこと

(雑記)

足を運んだ場所、
気に留めたこと、
幸せな気持ちとか
お買いもののこと
などなど。

 

 

ちらほらと「行ってきた」という投稿などを目にして頭の片隅にはずっとあって。
東京国立博物館での会期終了が近くなったとき、ちょうど行ってきた方に「よかったですよ」というお話を聞いたことが後押しになって。

内藤礼さんの『 生まれておいで 生きておいで 』を観に行ってきた。

 

用事も近くであるし、と、わたしがふと最初に訪れたのは 東京国立博物館の会期を追いかけるように開催されたエルメスでの展示。
そこで目にしたものに言葉にはできないけれど何か強く惹かれるものを感じて、急いで東京国立博物館の展示を予約、会期にぎりぎり間に合ったのでした。

展示の会期が重なることで「ひとつの大きな円環を描くというかたち(エルメスHPより)」を展開するとのこと、このふたつの場所を巡って観ることができてよかったなと思えたことが何よりのおおきな収穫。

 

 

ぽつぽつと点と色をつなぐように
いつか見た景色や色につながっていく。

白いキャンバスにうっすらと描かれ落とされた色は
わたしの心象風景に重なっていって
ぼんやりと輪郭が現れてくるさまがとても不思議な体験だった。

きっと誰かの心象風景でもあるのだろうな。

 

受けとるひとによってどんなふうにでもとらえることができる、
その自由さと大胆さがわたしにとってはとても居心地が良かった。

夏の終わりにとてもとてもいい時間を過ごすことができたことが本当にうれしい。

 

 

 

(展示を観ていて、松本裕子(涙ガラス制作所)さんの「water hemisphere」に想いを馳せるなど)