山を目指す

2021.08.31 ALL, 日々のこと

(雑記)

足を運んだ場所、
気に留めたこと、
幸せな気持ちとか
お買いもののこと
などなど。

 

 

山へ行きたいと思ったきっかけは高山植物に興味を抱いたこと。
エーデルワイス(ウスユキソウ)が日本でも見ることができると知って、自生しているその姿に長く恋焦がれた。

本格的な登山は初めてで、しかもウスユキソウは登山シーズンの早い時期(7月初旬ころ)が見頃。
そう、梅雨と重なってお天気との戦いでもあるのです。

登山の予定が何度かリスケになって、今年は諦めて来年かな、そう思ってたのしみを胸にそっと仕舞ったのでした。

 

8月の終わり。
目指したのは至仏山。

 

登っていく途中途中で振り返ると、尾瀬ヶ原がどんどん小さくなっていく。奥行きが見えてくる。
遠くには燧ケ岳。

 

空が近い。

 

必死で辿り着いた頂上は あいにく雲がかかっていて絶景とまではいかなかったけれど、それでも達成感は格別。

 

変わりやすい山のお天気に翻弄されながら、下山途中。
時折ウスユキソウの成れの果て(枯れた姿)をちらほらと見かけ、「あぁここにも咲いていたんだな」とそれだけでもちょっと嬉しくなっていた。

…と!
なんと奇跡的に1株だけ咲いているウスユキソウを発見 !

その可憐で愛らしい姿といったらもう。
ひっそりと陽の当たらない北側の斜面に、ちいさく、でも存在感たっぷりに咲き誇っていたのでした。

待っていてくれてありがとう。

至仏山に咲くウスユキソウは「ホソバヒナウスユキソウ」というらしく、蛇紋岩という特殊な岩に生える蛇紋岩変性植物のひとつなのだそう。

 

他にもお花をちらほらと見つけていたけれど写真を撮る余裕がなく、遅れを取らないことに精一杯。。
ホソバコゴメグサ、可愛かったなぁ…
トリカブトの紫色がきれいだったなぁ…
もっと余裕を持って登れたらどんなにたのしいことか。

 

翌日全身筋肉痛になったのは言うまでもなく(笑)、でもこの嬉しい気持ちと達成感に心が満たされ心地良い疲労感へと変わっていくのでした。

 

すっかり山の魅力の虜。