北欧を巡る旅路 _ 〈 うすぼんやりなアイスランド 〉

2019.01.14 ALL, 旅のこと, 日々のこと

《 June 28- July 1, 2018 Iceland 》

太陽が眩しいストックホルムから一転、強風と霧雨に迎えられたアイスランドの地。

いつからかアイスランドに惹かれるようになって、わたしの中では憧れの場所。
遠い遠い場所だと思っていたら”いつか”という思いが強かった。
それがまさか行くことが叶うなんて。

何年も前に手にした某アパレルブランドのポストカードは少女4人がブルーラグーンに佇んでいるもの。今でも大切に飾っている。
昔初めて付き合った彼が貸してくれたCDはビョークのアルバムだった。
アイスランドと書かれている旅雑誌は必ず手にしてきた。

ちょっとずつが積み重なって、タイミングがあって、こうやって足を運べるというのはしあわせなこと。

 

そんな想いが強すぎたのか 苦笑、ストックホルム発の行きの飛行機はだいぶ遅れてしまう。

でもトランクが2つあって追加料金を支払ったからか、なんと思いがけず機内でビジネスクラスに案内されるというラッキーな出来事。
アイスランドエアーは音楽チャンネルも充実していて、アイスランドミュージックをしばし堪能しながら食事までいただいてしまう。

到着後予約していたリムジンバスには到底間に合わず、これまた予約していたブルーラグーンの時間にも間に合うかどうかぎりぎりのところ。

荷物をピックアップして急いで空港の外へ出たら強風で帽子が飛ばされる、追いかける、ひとりコントみたいな状況の中 笑、タクシーのおじちゃんが手伝ってくれてなんとかブルーラグーンへ。(タクシー料金の高いこと高いこと…)

 

念願のブルーラグーンは見通しが悪いし、頭と顔に打ち付ける雨が痛いし、とにかく寒くて写真もままならない…
淡いブルーのお湯は綺麗だったけれど今度はもっとゆっくり来たいなぁ。
(冬はお湯に浸かりながらオーロラが見れたりもするらしい)

 

3日間お世話になるゲストハウスは ハットルグリムス教会のすぐ近く。
レイキャビクの街はこぢんまりしているから、ここを目印に街を歩きまわった。

シロ、グレー、あわいグリーン、そんな色が多い街並み。
好きな色にあふれていた。

朝も夜もお散歩に行ったチョルトニン湖。
鳥たちが気持ちよさそうにしていた。
水面に写る街並みもきれい。

 

教会に登って眺めた景色もとても美しかったし、

教会の中も彫刻の陰影がとても美しかった。

 

バスツアーであちこちを回って、たくさんの滝や間欠泉、地球の割れ目、氷河湖、大自然にとにかく圧倒された。

こんなにも奥行きのある景色が目の前にあることが不思議で。
この地球にこんな場所があったんだ、って。

氷河湖に着いたときは しとしと雨が降っていて、雲が低く視界が狭い。
雨が上がって少しずつ遠くの景色が見えてくる様子は 息を呑むような時間だった。
氷の青もくっきりと、奥の山々が姿を現わす。
近くで見ると氷自体は透明なのに、あんなにも青く見えるのが不思議。

「氷河湖の浜辺に座っていると氷同士がぶつかるカランコロンという音色が綺麗ですよ」、そう教えていただいて行くことを決めたヨークルスアゥルロゥン氷河湖。
残念ながら雨風でゆっくり座れる場所もなかったけれど、とにかく遠かったけれど、行って本当に良かったなぁと思った場所。
(Sさん教えていただきありがとうございました!)

 

バスで走っている間に窓から眺める景色も、飽きることなくずっと眺めていられて。
ぼーっと眺めては寝落ちして、馬を見つけては嬉しくなって、トイレ休憩もカメラ片手に付近をひたすら散策して。
目に映るものすべてが新鮮で、感動で、包み込むような大地と空の大きさに、退屈する余裕なんて1ミリもなかった。

 

そしてアイスランドでとてもたのしみにしていた乗馬へも。

初めてなのに数分のレクチャーで馬に乗せられ、若干の不安を感じたまま1時間ほど原っぱをお散歩。
乗り始めたらそんな不安は一瞬でなくなって、穏やかなアイスランディッシュホースは初めてのわたしのことも寛大に受け入れてくれた。

たくさんの馬たちがのびのびとくつろいで、親仔でたわむれている。
心地いいリズム、視線の先にはどこまでものびやかな景色。
大好きな馬と一緒にするお散歩はしあわせすぎた。

テンションが上がりすぎてカメラを持っていくのを忘れてしまったので、馬に乗って眺めた景色は今でもすぐ鮮明に蘇るわたしの頭の中だけでの宝物。
インストラクターさんが撮ってくれた1枚の写真では わたしこんな笑顔できるんだってくらいとびきりの笑顔で、それがなんだかすごく可笑しかった。

そうそう、この場所が宿泊施設もあったようなので、今度はぜひここに泊まって心ゆくまで馬たちと過ごす時間をたのしみたいと思う。

 

 

夏の始まりのアイスランドはまだ少し肌寒くて、ちょっぴり控えめなアイスランドの人々がなんだか可愛らしくて。
毎日通って食べたシナモンロールは絶品だったし、今まで出会ったことのない景色や体験がいっぱいあった。

滞在中、空は終始ずっと今にも雨が降りそうなグレーで、わたしのアイスランドのイメージはまさに「うすぼんやり」。
ぴかぴかの晴れじゃないのも、土砂降りの雨じゃないのも、曖昧な感じがわたしらしくていいかなって。

また行く機会があるなら、オーロラの見える時期か、夏に車で1周するか、また必ずここに来るよってそう誓ってアイスランドを後にした。
(帰国した後もずっとガイドブックを眺めては旅気分に浸っています)

 

アイスランド滞在もあっという間、一路ヘルシンキへ。

 

 

つづく