フィンランドへ、
2014.12.23 ALL, 旅のこと, 日々のこと
BiRDをめくりながら、フィンランドへ想いを馳せる。
旅が好きで毎年どこかへ足を運ぶようになってから、
北欧は特にたくさん訪れた場所。
最初に訪れたのは春、
次は秋、
その次は真冬、
今年は盛夏。
毎回季節を選んでいたわけではないけれど、
四季折々のフィンランドを体験できたことは
自分にとっても宝物のように感じている。
首都のヘルシンキはちいさな街で
2日もあればぐるりと回れてしまうけれど、
国土は広くとても大きい。
(北極圏にもかかっているし、オーロラは死ぬまでに一度は絶対見てみたいと思っている)
まだまだ訪れてみたい街はたくさんあって、
いつも結局時間が足りない。
今すぐ飛んで行きたい気持ちをここに。
旅で撮りためた写真をいくつか。
空港に降り立つと目の前に広がるのは、
背丈の揃った白樺の木々たち。
あぁ北欧に来たな、と思わせてくれる景色。
うすぼんやりした、透き通るような青の色が日本とは違う気がする。
ヘルシンキの街。
夏の朝に映える、真っ白なヘルシンキ大聖堂。
初夏の公園。
夏がやってくるのを待ちわびたかのように、大人も子供もみんな公園で集う。
とにかくにぎやか。
歩いて歩いてひたすら歩いて、
蚤の市にセカンドハンドに、掘り出しものを探し続ける毎日。
夏はお買いもの天国。充実感が勝って、疲れを忘れてしまう。
夏でも日陰や朝夕は少し肌寒い。
夏のマーケット、
色とりどりの花が鮮やかに並ぶ。
キノコやベリーも山積みになっていて、
その光景にはいつもわくわくさせられる。
夏に田舎へ出かけたときの風景。
緑、緑、緑。
生き生きとした木々たち、太陽がきらきら眩しい。
ヘルシンキは白夜まではならないけれど、夏はとにかく夜が短い。
夜23時、やっと空がグラデーションがかってくるマジックアワー。
あっという間にやってくる秋、
外は急に物静かな雰囲気になって寂しげな空気が漂う。
このときは公園中、紅葉した葉っぱの絨毯だった。
冬の朝は遅い。
吹雪くことはなかったけれど、とにかく外はぴーんと張りつめた空気が冷たい。
行き交う人たちはみんな無口だけれど、
見上げると家に灯るあかりがあたたかいのがほっとする。
少し北上しただけで、吐く息でマフラーが凍った。
昼間も太陽はずっと低いままで、川は見事に凍っている。
北国育ちのわたしも身体の芯まですっかり冷えきった記憶。
とても感銘を受けた、アルヴァ・アアルトの自邸。
暮らしやすさとか、好きなものに囲まれている様子とか、
現代の生活にもヒントになることがたくさん。
「こんな家に住みたい」
「もっとアアルトのことが知りたい」
そう強く思って、
季節を変えてまた訪れてみたいと思った場所。
素朴なこの街は
四季それぞれでいろんな顔があって、
とにかく街の人がみんなあたたかくって親切で、
何度訪れてもまた再び訪れたくなってしまう。
トラムに乗りながら街を眺めているだけでもたのしいし、
少し足を伸ばせば公園も湖もたくさんある。
古いものと新しいものが共存していて、
その不思議なミックス感が意外と居心地良い。
にぎやかな夏が気候も心地よくてやっぱり好きだし
人にも自信を持って勧められるけれど、
わたしは意外と真冬のかんじも好き。
冬はまた必ず訪れたいと思っている。
そして、いつ行っても感じるのは、
透明感のある青。
空気も空も景色も。
あの青に会いに、故郷のようなあの街へまた行きたい。
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