旅の記録〈ASO〉
2023.01.22 ALL, 旅のこと, 日々のこと
(雑記)
足を運んだ場所、
気に留めたこと、
幸せな気持ちとか
お買いもののこと
などなど。
九州を旅すると聞いて思わず「草千里に行きたいと常々思っています!」と伝えたことがきっかけで、あれよあれよという間に旅の予定が決まる。
旅が始まるときは偶然でもあって必然でもあるように、導かれるように進んでいく。
弾丸すぎるたった一日はまるで束の間のあわい夢だったかのような、今思い返してみても不思議な時間が流れていた。
winter_named_winter しおみさんのジムニー旅に同行させていただいた一日のこと。
ずっと前に訪れたときは土砂降りで、馬っこ一匹いなかった草千里ヶ浜。
そんな記憶を塗り替えるべく、いつかまた草千里へという思いが心のどこかにずっとあった。
降り立った熊本の地は曇り。
到着したその場所は霧の中で少し先も見えない。
そんな中でも植物についた樹氷がとにかく美しくって、いつまでも見入ってしまう。
「口に含んだら薄荷の味がしそう」
彼女がそう言うから、たしかにそんな味がしそう!と思っていたのだけれど、後ほど知った薄荷の結晶がこの姿を彷彿とさせるものだった。
寒いね寒いね、と小走りになりながらご飯を食べてひと休憩。
しばしお喋りに夢中になりつつふと目線を外に向けると…なんと晴れ間!
さっきとは打って変わって景色に奥行きが出てくる。
飛び出すようにお店を後にして、草千里目がけて二人で駆け走る。
あぁ、こんな景色だったんだ。
めくるめく変わっていく景色はさまざまな表情を見せてくれた。
それはほんの一瞬、まばたきする暇もないくらい。
丘を登るとまた違った景色が眼前に広がる。
噴煙を上げる山が遠くに見える。
そうだ、ここは火山の土地なんだ、と再認識させられる。
山の裏側はまた美しい表情を見せてくれた。
茶色、黒、白、低く生い茂る草木。
なんだか別世界に来たようだ。
いつかのアイスランドを彷彿とさせる風景。
阿蘇山は独立峰だと思っていたけれど、五岳からなる連峰だったということを今回知った。
根子岳、高岳、中岳、烏帽子岳、杵島岳と連なる。
なるほど、と、景色を眺めながら二人で照らし合わせる。
(旅は学びも多い)
道すがら、馬に遭遇。
道路標識のあった少し先での出来事。
旅の計画を立てるとき、観光案内所に電話をして「馬はどのあたりに放牧されていますか?」「冬の間は見たことないねぇ」というやりとりをしていたので半ば諦めていたというのに…!
ふと目が合う。
ふふ。可愛いねぇ。
夜は満点の星空の下で露天風呂に浸かって、朝は晴れやかな中で阿蘇五岳が目の前に綺麗に見えて。
あっという間の一日が終わる。
ジムニー旅の道中のことをたくさん聞いて行ってみたい場所が一層増えて、それはそれはご利益のあるたくさんの神社の御朱印を見せていただいて、嬉しすぎるお土産をいただいて、いつまでも聞いていたいくらい興味の尽きないお話ばかりだった。
しおみさん、ほんのすこしだけれど旅の一部に参加できてとても光栄でした!
思いがけない景色にたくさん出会えたこの冬のこの時間をありがとうございます^^
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