旅の記録〈HOKKAIDO〉

2021.12.06 ALL, 旅のこと, 日々のこと

(雑記)

足を運んだ場所、
気に留めたこと、
幸せな気持ちとか
お買いもののこと
などなど。

 

 

馬に会いに行くことが
いつの間にか遠く離れた懐かしいひとに会いに行くような感覚になっていて、
すこし前のこと、馬に会いに行くのを目的に旅を決めた。

 

今回それはそれはいろんなハプニングがありすぎて
自分でもちょっと笑えるくらいなかなかな旅だったことはさておき、
初めて訪れる遠く見知らぬ土地は
振り返ってみると美しい景色の中でいい時間を過ごせた。

 

静寂しかないここは
川の流れる音と、ときおり動物の声と、風の音だけ。

夕暮れがやさしい色。

ヘニング・シュミートの音楽を小さく小さくかけてみる。

それだけでじゅうぶん。

 

畑で見かけた白鳥はのんびり穏やかな様子。

夕方になると とおくの空には白鳥たちが群れを成して飛んでゆく。
遠ざかっていく鳴き声に耳を傾ける。

 

星の見えない雲がかかった夜空を名残惜しくも思いつつ、早めに眠りにつく。

早朝に起きて見た星空は満天で。
空は秋の星座から冬の星座に変わっていた。

寒さに凍えながら星座を探す。
流れ星もいくつか。

揺らめく星々を見ていると
あぁ自分がなんてちっぽけなんだって
心底痛感して胸がいっぱいになった。

ひとしきり星空を堪能してふたたびあたたかいベッドに潜る。

 

おはよう、まぶしい朝日。

昨晩の雨か朝露か、太陽の光を受けて緑の草々がきらきらかがやく。
風に揺られて踊っている。

 


大好きな馬たちにいろんな場所で会えて幸せをかみしめる。

朝日に照らされてきらきら輝くたてがみ。
ゆったりと草を食む姿。
雨の中に佇む霞んだ姿。

こちらからそっと近づくと向こうも歩み寄ってきてくれて、
優しい目は何か語りかけてくれているようだった。

みんなそれぞれに可愛い。
愛おしさがこみ上げる。

 

地元の美味しいものもたくさん食べることができて、
ここへ来れたことに感謝をする。

 

雨のなか車を走らせた旅の最後、ご褒美みたいな視界いっぱいのおおきなおおきな虹。

虹の麓には宝物が埋まってるって聞いたのは中学生の頃の記憶。
あそこにはどんな宝物が埋まっているんだろう。
手を伸ばせば届きそうな すぐ目の前の虹の麓にそんな想いを馳せる。

 

 

日常の延長のような旅をする。
でもいつもとちょっと違う。

見知らぬ土地、見知らぬ人、見知らぬ空気、見知らぬ景色。

 

おやすみ
おはよう

いただきます
ごちそうさま

ありがとう
さようなら

 

またいつもの日常へ、いってきます。

 

 

(帯廣神社で引いたシマエナガおみくじはキリッとしたお顔)
(大吉でした^^v)