Lucchi と タンポポ = 詩的なもの より =

2015.10.02 ALL, イベント情報, 取扱いアイテム, 身に纏うもの(衣)

 

10/9(金)〜『詩的なもの』より。


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Lucchiさんには
昨年の7月に開催された「design of alpine」で手にさせていただき
わたし自身大切に愛用させていただいている
たんぽぽのブローチと片耳イヤリングを今回特別に復刻していただきました。

 

どんな場所でも力強く咲いていて、
幼いころからずっと身近で親しみのあったお花。

けっして華やかではないけれど、
目立つ存在ではないけれど、
どこか気になる存在。

 

展示を観に訪れた会場で
ぱっと明るいキイロとやさしい佇まいに

思わず手に取ったとき、
山登りをしているかたわらで
岩かげからそっと顔を出して咲いている姿が印象的だったと
ご説明してくださいました。


手にしてからというものの、

大好きすぎて季節関係なく出番の多い子たちです。

付けているうちに、
花びらはくしゃっとなって
岩はくるんとなって

でもその育っていく様子を眺めていくのも愛着ひとしお。

 

今回のアクセサリーはブローチと片耳イヤリング。

ブローチはお洋服にはもちろん、帽子にあしらってもかわいいです。
イヤリングはクリップタイプなので、
シャツブラウスのポケットやカットソーの襟元に。

わたしはいつも、セットで付けます。

帽子にブローチ + 耳元にイヤリング
耳元にイヤリング + 胸元にブローチ
襟元にイヤリング + 胸元にブローチ

付けていると決まって「素敵だね、どこの?」と声をかけてもらえることが
誇らしげなのです。


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高里さんのつくられるアクセサリーと出逢ったのは、
4年くらい前になるのでしょうか、、
これまた大好きな洋服のブランドGASA*さんを通して。

お店ではじめて手にした
うすくあわいブルーグレーのコサージュゴムがきっかけです。

なんとも言えない色合いと、すでに時を重ねてきたような佇まいが
それはそれは素敵でした。

そこから、わたしの手元には
高里さんがつくられるアクセサリーが
ひとつふたつと増えていって一緒に歩みながら育っていっています。

 

「くたくたになった姿がより一層美しいアクセサリー」
そんな表現が似合うなぁと、恐れ多くも思っています。

時を経て、本物のアンティークになるまで、
ずっとずっと使っていたい。

Lucchiさんのつくるアクセサリーは繊細だけれど芯があって、
前に出すぎず、溶け込んで、でもきちんとそこで輝いていてくれる。

 

 

 

2014年7月9日のLucchiさんのダイアリーより、
今回つくっていただいたタンポポのアクセサリーに

触れた記事がありましたので
抜粋してご紹介させてください。

 

たんぽぽの一日

 

オダサムタンポポ

キク科 タンポポ属

彼女はおひさまからわけてもらった黄色い花びらをぐんと広げて、
いつも明るく微笑んでいます。

道行く人は

「たんぽぽさんはいつも元気ね」

といいます。

彼女はだまって微笑んでいます。

おひさまが沈んで星がまたたく夜になると、彼女はライオンのたてがみのような黄色い花びらを閉じて小さくなり、目をつむります。

時々、薔薇の花のことを考えたりもするようです。

 

夜が明けて、再びおひさまが登ると、彼女は大きく背伸びをしてから空を仰ぎ、また明るい笑顔で一日を送ります。

 

 

 

 

詩的なもの_文字なし

 

10/9(金) 〜  31(土)

『 詩的なもの 』

わたし自身が出逢ったものは
まだまだ世の中のほんの一部だけれど、
ものに溢れたこの世界で
と思う感情を刺激され
心を揺さぶられた
もの と こと にスポットを当てて
ご紹介していきます


[  : してき ]
のようであるさま。
また、まとまっていて美しいさま。
三省堂 大辞林より 

《ブランドラインナップ》

Lucchi :アクセサリー
juli :白樺かご
liir :ガラス
hirumaikumi :陶食器
MANGEONS :食品
GASA* :秋冬の洋服
mudoca :秋冬の洋服
Masako Takano :写真集
sous le nez :ワークショップ